C#で開発するLINE Botアプリケーション (開発環境編)
(もうだいぶ前の話になってしまいましたが)C# 版LINE Messaging API が、コミュニティSDKとしてLINEの公式サイトに掲載されました!
C# SDK for LINE Messaging API github.com
LINE Developers
https://developers.line.me/ja/docs/messaging-api/line-bot-sdk/
C#でLINE BOTを開発する環境もいろいろと整ってきましたので、この辺で少し整理したいと思います。
■ 目次
開発環境
開発環境としては、大きく分けて以下の2つがあります。
- Visual Studio Code とyeoman テンプレートを使用したクロスプラットフォームな開発環境
- Visual Studio 2017 と VSIX プロジェクトテンプレートを使用した開発環境
MacやLinuxで開発したい方は前者を選択することになります。
Windowsで開発する場合は、どちらでもお好きな方を。
クロスプラットフォームでの開発
日本マイクロソフトの @kenakamu さんがyeomanのテンプレートや導入記事を公開してくださっています。
テンプレート
yeoman テンプレートは、C#以外にもgo、nodejs、pyhon、rubyなどにも対応しています。
チュートリアル
Azure Functions (v2.0) で実装する方法と、ASP.NET CoreのWeb Apps で実装する方法の2種類が用意されています。
特にWeb Apps 編の記事は、LINE Bot開発入門者向けのハンズオンセミナーのテキストとして使用しているものです。
入門者の方は、まずはこちらの手順に従って試してみるのが良いでしょう。
Visual Studio 2017での開発
テンプレート
Visual Studio Market Place にてプロジェクトテンプレートを公開しています。
このテンプレートをインストールすると、以下の3種類のプロジェクトが作成できるようになります。
- Azure Functions 用テンプレート(LINE Bot Function)
- Web Apps 用テンプレート (LINE Bot Application)
- Bot Frameworkに対応したWeb Appsのテンプレート(LINE with Bot Framework Application)
チュートリアル
各テンプレートの利用手順は、以下を参照してください
- Aure Function
Web Apps
導入手順は、Azure Functionのテンプレートの場合と基本的に同じでですので、上記リンクを参考にWeb Apps + BotFramework
https://github.com/pierre3/LineMessagingApi/blob/master/WebAppWithBotFrameworkSample/README_JP.md
開発を便利にするツールなど
LINESimulator
アプリケーションのデバッグに非常に便利なLINE サーバーのシミュレータです。
node.js 製ですので、C#に限らずあらゆる開発環境で利用可能です。
line-richmenus-manager
Botアプリケーションの使い勝手を格段に向上する「リッチメニュー」の作成をサポートするアプリケーションです。
リッチメニューの作成とLINE サーバーへのアップロードが可能です。